なお、今回の『藍才』はボーカルがオクターブユニゾンとなっており、同じメロディーが低音と高音で重ねられております。そのため主旋律をどこに置くか迷われる方も居られるかもしれません。通常、EveさんはサビでhiA(A4)などが登場することが多いので、今回はそれに合わせて、上のパートを中心に音域調査を行っております。
『藍才』(Eve)、Aisai(Eve)
【地声最低音】lowG#(G#2) ※ラストサビの前
★愛さえも憂いて 瞬くよう 君と二人の思いm1C[出]にm1D#[も]【ラストサビ前】
★lowG#–m1A#[ま]だ[す]こし[わ]らって[い]たのA#[か]G#[な]
※サビのオクターブ下です。この場面以外ではmid1Fが最低音とEveさんとしては高い
【地声最高音】hiA#(A#4) ※サビとCメロで多い
★あいm2G#[さ]いも捨hiA#[て]G#[いけ] hiC#–hiC[たゆ]たう]A#[世][を]【サビ】
★m2G#–m2G[曖]昧[にしてき]た[こ]hiA#–G#[と]さ[えも]【Cメロ】
★hiA#確[か]な[自]hiC#裏–hiC[分]を]A#地[つくっ]てA#[く]C[の]
【裏声最高音】hiC#(C#5) ※サビとCメロ
★あいm2G#[さ]いも捨hiA#[て]G#[いけ] hiC#–hiC[たゆ]たう]A#[世][を]【サビ】
★hiA#確[か]な[自]hiC#裏–hiC[分]を]A#地[つくっ]てA#[く]C[の]【Cメロ】
★立ちhiC#–hiC[上]がっ]hiA#地[てゆ]くA#裏[そ]C#–C[のす]が][た]C[も]
【補足】mid2F~mid2G#を含むフレーズ一覧
★哀なものだとわかっm2G–m2G#[て 優[越]に知りたいを重ねた【Aメロ】
★m2G–m2G#[君[を]辿]m2F[る] 寄る辺[に]も また少し違っていたのかな【サビ】
★終わるこm2G#–m2G[との]なき]旅路を
★確かな命宿しm2G#[て] 消えた街[の息吹]きを m1F[わ]すれてしまわぬように
★やり直したいm2G–m2G#[こ[と]さ]m2F[え]も今はもうG#[ない]と【Cメロ】
まず、『藍才』(あいさい)についてです。この楽曲は、2021年に男性シンガーソングライターのEveさんによりリースされたシングル作品です。配信限定のシングル曲であり、現在アルバムには未収録でありますが、3月リリースのアルバムには収録されるのではないかと思います。
同曲は、Spotifyまとめ/プレミアムTVCMソングとしてタイアップが付きました。私自身も年末辺りから、幾度も耳にしておりました(個人的にはアニメーションでない場面でEveさんの楽曲が流れている点が非常に新鮮でした)。ちなみに、SpotifyのCM曲としては、これまでにVaundyの『不可幸力』(過去記事)やずっと真夜中でいいのに。の『あいつら全員同窓会』(過去記事)などがタイアップされており、比較的若い世代をターゲットにしているのではないかと思います。
Eveさんは今年の3月にアルバム『廻人(かいじん)』のリリースが予定されており、大ブレイク曲となった『廻廻奇譚』、『蒼のワルツ』、『心海』、『夜は仄か』や、ヨルシカのsuisさんとのコラボ曲『平⾏線』、今回記事として取り上げる『藍才』などが収録される予定です。当ブログでもEveさんの作品を何度も取り上げているのですが、ここ1~2年の間に特に知名度が上昇し、人気アーティストの仲間入りをした印象です。
『藍才』はミドルテンポのバンドナンバーです。同曲は、AメロBメロサビといった形で作られており、その辺りは馴染みやすいと思います。また、歌メロについては、多くの場面でオクターブユニゾンが用いられており、主旋律とともに1オクターブ下のメロが重ねられております。
Eveさんの楽曲は広い音域が使われることが多いため、この作品ではカラオケ等でどの旋律を歌うべきか迷う方も居られるかもしれません。詳細は後述しますが、普段Eveさんの楽曲をカラオケで歌われる方は、上のパート(lowG#~hiC#)を歌うとよいです。今回の音域調査でも上の高音パートを中心に音域調査を行っております。ちなみに、低音パートはおおよそlowF~mid2C#で歌われております。
『藍才』の音域的な特徴についてです。同曲は男性としては高めのレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
Eveさんの作品は音域が広いことが多く、今回もその傾向があります。そのため、今回の『藍才』も原曲通りに歌うとキー下げなどはしにくいです。ただ、少し工夫をすると、キー調整なども可能になります。その点については後述しますので、興味がある方はその辺りも読んでみて下さい。
最後に『藍才』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べると高めで、また音域が広いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowG#はラストサビの前(【愛さえも憂いて 瞬くよう】から始まるところです)で登場します。このメロディーはサビメロの1オクターブ下で歌われております。lowG#とmid1A#がコンボとなるなど、男性としては非常に低いレンジです。
※低音域が苦手な方は、この場面については1オクターブ上の通常サビと同じ声域で歌ってみるのも選択肢です。全体として静かなパートですので、裏声などを上手く用いた方が雰囲気が出やすいと思います。もし、この場面で1オクターブ上のレンジを歌唱すると、最低音はmid1Fとなり、女性でも原曲キーがギリギリ可能になります。
一方、地声最高音hiA#についてはサビ等で登場します。このhiA#辺りはt登場回数も多く、一般的な男性の音域としては高めであるため、キーを下げた方が歌いやすいです。目安としては原曲キーから2~3つ程度下げてみてください(ある程度歌い慣れた人向け)。先にも述べたように、この楽曲はキーを下げること自体が難しいため、【ラストサビ前】の部分をオク上げで歌うことを前提としています。
『藍才』は低音域が低めであり、キーを下げる余地はほとんどありません。よって通常はキーを下げにくい作品といえます。ただ、繰り返し述べているように【ラストサビ前】で1オクターブ上を歌唱すれば、キーを下げる余地も出てきます。同曲は、【ラストサビ前】の部分を除けば、最低音がmid1Fとなり、Eveさんの作品としては最低音が高くなります。
『藍才』を原曲キーで歌唱する場合、低音域はmid1A近辺、高音域は地声でhiA#、裏声でhiC#などをしっかり歌いこなせる力が求められます。Eveさんの作品としてはよく見られる声域であります。ただ、『ドラマツルギー』(過去記事)、『廻廻奇譚』(過去記事)といった人気曲と比べると、テンポがゆったりしており、その分歌唱しやすいのではないかと思います。目安として、高音域が得意で広い声域を持った男性にお奨めです。
先にも述べたように、【ラストサビ前】を1オクターブ上で歌唱すれば、女性なども原曲キーで歌うチャンスが出てきます(mid1G#辺りが少し多いので少し歌いにくいかもですが)。
『藍才』は音域が広いですが、Eveさんの人気曲と比べるとテンポがゆったりしており、その分歌いやすいです。工夫をすれば、Eveさんの他の作品比べても狭い音域で歌うことも可能です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
★立ちhiC#–hiC[上]がっ]hiA#地[てゆ]くA#裏[そ]C#–C[のす]が][た]C[も]
【補足】mid2F~mid2G#を含むフレーズ一覧
★哀なものだとわかっm2G–m2G#[て 優[越]に知りたいを重ねた【Aメロ】
★m2G–m2G#[君[を]辿]m2F[る] 寄る辺[に]も また少し違っていたのかな【サビ】
★終わるこm2G#–m2G[との]なき]旅路を
★確かな命宿しm2G#[て] 消えた街[の息吹]きを m1F[わ]すれてしまわぬように
★やり直したいm2G–m2G#[こ[と]さ]m2F[え]も今はもうG#[ない]と【Cメロ】
まず、『藍才』(あいさい)についてです。この楽曲は、2021年に男性シンガーソングライターのEveさんによりリースされたシングル作品です。配信限定のシングル曲であり、現在アルバムには未収録でありますが、3月リリースのアルバムには収録されるのではないかと思います。
同曲は、Spotifyまとめ/プレミアムTVCMソングとしてタイアップが付きました。私自身も年末辺りから、幾度も耳にしておりました(個人的にはアニメーションでない場面でEveさんの楽曲が流れている点が非常に新鮮でした)。ちなみに、SpotifyのCM曲としては、これまでにVaundyの『不可幸力』(過去記事)やずっと真夜中でいいのに。の『あいつら全員同窓会』(過去記事)などがタイアップされており、比較的若い世代をターゲットにしているのではないかと思います。
Eveさんは今年の3月にアルバム『廻人(かいじん)』のリリースが予定されており、大ブレイク曲となった『廻廻奇譚』、『蒼のワルツ』、『心海』、『夜は仄か』や、ヨルシカのsuisさんとのコラボ曲『平⾏線』、今回記事として取り上げる『藍才』などが収録される予定です。当ブログでもEveさんの作品を何度も取り上げているのですが、ここ1~2年の間に特に知名度が上昇し、人気アーティストの仲間入りをした印象です。
『藍才』はミドルテンポのバンドナンバーです。同曲は、AメロBメロサビといった形で作られており、その辺りは馴染みやすいと思います。また、歌メロについては、多くの場面でオクターブユニゾンが用いられており、主旋律とともに1オクターブ下のメロが重ねられております。
Eveさんの楽曲は広い音域が使われることが多いため、この作品ではカラオケ等でどの旋律を歌うべきか迷う方も居られるかもしれません。詳細は後述しますが、普段Eveさんの楽曲をカラオケで歌われる方は、上のパート(lowG#~hiC#)を歌うとよいです。今回の音域調査でも上の高音パートを中心に音域調査を行っております。ちなみに、低音パートはおおよそlowF~mid2C#で歌われております。
『藍才』の音域的な特徴についてです。同曲は男性としては高めのレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
Eveさんの作品は音域が広いことが多く、今回もその傾向があります。そのため、今回の『藍才』も原曲通りに歌うとキー下げなどはしにくいです。ただ、少し工夫をすると、キー調整なども可能になります。その点については後述しますので、興味がある方はその辺りも読んでみて下さい。
最後に『藍才』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べると高めで、また音域が広いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowG#はラストサビの前(【愛さえも憂いて 瞬くよう】から始まるところです)で登場します。このメロディーはサビメロの1オクターブ下で歌われております。lowG#とmid1A#がコンボとなるなど、男性としては非常に低いレンジです。
※低音域が苦手な方は、この場面については1オクターブ上の通常サビと同じ声域で歌ってみるのも選択肢です。全体として静かなパートですので、裏声などを上手く用いた方が雰囲気が出やすいと思います。もし、この場面で1オクターブ上のレンジを歌唱すると、最低音はmid1Fとなり、女性でも原曲キーがギリギリ可能になります。
一方、地声最高音hiA#についてはサビ等で登場します。このhiA#辺りはt登場回数も多く、一般的な男性の音域としては高めであるため、キーを下げた方が歌いやすいです。目安としては原曲キーから2~3つ程度下げてみてください(ある程度歌い慣れた人向け)。先にも述べたように、この楽曲はキーを下げること自体が難しいため、【ラストサビ前】の部分をオク上げで歌うことを前提としています。
『藍才』は低音域が低めであり、キーを下げる余地はほとんどありません。よって通常はキーを下げにくい作品といえます。ただ、繰り返し述べているように【ラストサビ前】で1オクターブ上を歌唱すれば、キーを下げる余地も出てきます。同曲は、【ラストサビ前】の部分を除けば、最低音がmid1Fとなり、Eveさんの作品としては最低音が高くなります。
『藍才』を原曲キーで歌唱する場合、低音域はmid1A近辺、高音域は地声でhiA#、裏声でhiC#などをしっかり歌いこなせる力が求められます。Eveさんの作品としてはよく見られる声域であります。ただ、『ドラマツルギー』(過去記事)、『廻廻奇譚』(過去記事)といった人気曲と比べると、テンポがゆったりしており、その分歌唱しやすいのではないかと思います。目安として、高音域が得意で広い声域を持った男性にお奨めです。
先にも述べたように、【ラストサビ前】を1オクターブ上で歌唱すれば、女性なども原曲キーで歌うチャンスが出てきます(mid1G#辺りが少し多いので少し歌いにくいかもですが)。
『藍才』は音域が広いですが、Eveさんの人気曲と比べるとテンポがゆったりしており、その分歌いやすいです。工夫をすれば、Eveさんの他の作品比べても狭い音域で歌うことも可能です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
リクエストにお応え頂きありがとうございましたm(_ _)m
こちらこそリクエストありがとうございます。
また何かありましたら、宜しくお願いします。